これからが旬の「赤貝」について(その2)

 

 

貝好きにはたまらない「赤貝」

でもスーパーではなかなか見かけないですね、

もし見かけたらそれは貝から割って剥き身だけの赤貝ではないでしょうか、

トレイに入ったやや小ぶりの赤貝「みたい」なものですね、

詳しい話は過去ブログに記載しています→「今日は赤貝の種類の違いについて」

 

回転寿司などで見かける赤貝の握りも殆どはこの小ぶりの

「サルボウ」と言われる貝になります、

 

左が赤貝(本玉)右がサルボウ =実際はもっと小さいです= 他に線(放射肋=ほうしゃろく)がサルボウは少ないです

 

そもそも赤貝もサルボウと名の付く「リュウキュウサルボウ属」になるのですが、

残念ながら大きさと味がまったく違います、

 

本物(本玉=ホンダマ)と言われる赤貝は別物で、

特に大型で、宮城県名取市の閖上(ゆりあげ)の赤貝は昔から秀逸で、

なかなか関西圏までは流通していません、

ほとんどが豊洲市場に流れて、関西に入荷しても豊洲経由が多いようです、

ですので、ゆりあげ指定で注文すると一個200gともなると2,000円とか高額になります、

飲食店ではなかなか商売としては売りにくい個体です、

数万円のコースの中の一貫くらいでしか扱えないでしょうね、

なので卸業者も仲買いさんも買い付けるのが難しいブランドになります、

 

しかしながら近年では韓国産や中国産が主流で、安ければ一個120g~150gで2~300円で手に入ります、

地元兵庫県産の大型の赤貝(200~300g)にでもなれば一個あたり1000円以上に値がハネ上がります、

そんなに味変わるかな〜、とは思うのですが、、、

 

個人的には旬(12月末〜2月末)なら輸入の赤貝でも充分美味しいです、

何よりコスパが違います、中には泥だらけのハズレもありますから(苦情を言えば交換してもらえますけど)

 

なのでここで自分で選ぶと責任がこちら側にあるので、

もし市場などで買われるのなら、自分で選ばず魚屋さんに選別してもらうのが無難です、

責任を向こう側に振っておけばハズレを引いても弁償してもらえますから、

 

もし自己責任で選りすぐりを選ぶならできるだけ大型のもので、

二つの貝をコンコンとぶつけてみて「鈍い音」がすれば身が詰まっています、

どちらが鳴っているかは次の会(貝)で確認してください(笑)

「カンカン」と軽い音がすると身が痩せている可能性が高いです、

しかしながら重たくて鈍い音がしたのに「泥だらけ」と言うこともままあります、

 

なので毎日赤貝を触っている専門家に任せた方が我々プロも安心できるのです、

信頼関係ですが、無難には「4個ちょうだい」で買うようにしましょう、もしくは籠盛りのもの、

 

国産なのか輸入物なのかはある程度値段で判断しましょう、

そこは魚屋さんを信用するしかありません、一個500円で国産はないと思いますし、

1,000円の輸入物もあり得ません(2024年10月現在)

 

他には場違い(バチ貝)という赤貝もどきもありますが、

これに関しては見た目、味ともにプロでも見分けがつきにくいです、

サトウ貝と言われますが、関西圏ではほぼほぼ見たことがありません、

東京湾ではない近くの砂場で獲れることから「場違い」とも、

いやいや、赤貝って九州から本州最北端までどこでも獲れるでしょう(笑)

 

ま、そもそもスーパーにも並ばないプロ向けの食材ですので、

殻ごと買う段階で魚屋さんも素人とはお見受けしませんので下手なことはできません(笑)

 

 

 

 

どれかひとつランキングクリックお願いします! ありがとうございます<(_ _)>嬉しいです!^^!    にほんブログ村 料理ブログ 料理教室へ   にほんブログ村 料理ブログへ   にほんブログ村 グルメブログ 寿司・回転寿司へ      

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です