飲食店 ひとつの世代が終わって 代がかわった時のお話

 

僕自身が先代からの暖簾を引き継がず、

同じ飲食店でも、違う業態の店で独立しました、

さも、実家が畜産農業であっても、

農業としては後継ぎをせず家畜の肉を使って、

加工品を作り、食品メーカーとして成功した、

愛媛の日本食研さんのような形でしょうか、

 

二代目の問題点と言うか、辛(つら)さは、

なんと言っても、

「昔は良かった」の一言です、

良きにつけ悪しきにつけ、良いことに対してお客様は口にしません、

もし仮に褒めていただいても、それはお世辞であることが多いです、

良くなったと思っていたら黙っているものです、

 

なので当事者の二代目はなかなかそれに気付かない、

そうしてだんだんと常連さんの客足が遠のいていく、

なんでだろう、なんでだろうとなる、

 

今では店に対する評価がSNSで開示されているので、

それを目にした時、辛辣な評価も含めて、

僕は心が重くなるのを覚えます、

 

何も先代が優れていて、二代目が劣っているわけではありません、

ただ「前の方が良かった」だけです、

昔、カップヌードルのカレーからフリーズドライの玉子が消えました、

それで文句を言う人はたくさんいましたが、

何も言わない人は今まで通りだまって食べているものです、

いい情報はなかなか表に出てこないものなのです、

写真はハワイ・ホノルルにある◯(MARU)寿司さん

もちろん、親子二代で頑張っておられる寿司屋も多く存在します、

後継ぎは頼もしいものです、

しかし親の七光ではありませんが、先代が引退した後、

昔馴染みの常連さんを惹きつけるのは並大抵のことではありません、

 

親父は無論「あとをよろしくお願いします」と挨拶はしますが、

任された二代目の息子が抱えるプレッシャーは並大抵のものではありません、

口に出しては言わないですけどね、

複雑でまた、厳しいものなんですよ、

 

 

 

これが他人様で後を引き継がれる場合は話は別です、

あくまで他人なので、お客様もそこは納得されるのでしょう、

口に合わなければ去って行きますし、

気に入ってもらえれば引き続きご贔屓にしてもらえます、

そこにストレスは少なく、それはそれでまた先代、後継ぎ共に、

「他人なのだから」と暗黙の了解があるのも事実です、

 

 

 

写真は静岡市葵区の親子二代でにぎる寿し市さん

僕個人の考えとしては、自分が創業した事業は一代限りでいいと思っています、

継ぐとか継がないとかではなく、世間のニーズがあれば親子でも他人でも、

商売を引き継ぎ、営業を続ければいいと考えるところです、

 

たとえそれが親の偉業のおかげであっても、

しがみついていけばいいのではないでしょうか、

それこそ他人がとやかく言う問題ではないと思うのです、

 

とかく事業の後継(こうけい)は一番厄介な、また最後の問題でもあります、

娘、息子だからとか、娘婿だからとか、それにこだわると良くないのではと、

 

いわゆる世間のニーズがあるのか、社会にとって必要とされているのかが重要で、

傾きかけた店を継ぐ必要もありませんし、

まだまだ伸び代があると思えば後継の道を選べばいいだけのことです、

 

 

 

 

今日はひとつ思うところがあって、

Google マップのコメントに、好き放題書いている、もはや「輩(ヤカラ)」に、

腹立たしく思い、記事を書きました、

 

たとえガッカリしても「頑張れよ二代目」でいいではないですか、

また気に入ればしっかりお金を使って応援してあげてください、

 

それでいいではないですか、

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