京セラ美術館 ルーブル美術館展 美術館続き あくまで主観(笑)
美術館あきませんでした(笑)
ルーブル美術館展となっていたので、有名な絵画や彫刻がやってくるのかと思いましたが、
キリスト教およびエロティシズムにジャンルが絞られていて、
とてもとても2000円以上の鑑賞費に応えられる展示会ではなかったです、残念(-_-;)、
たぶんかなりの来訪者が残念がったと思います、
あのクラスならニューヨークでもパリでもシカゴでも無料で観られると思います、
それと面白い話をみなさんにお話しましょう、
これはブログ等、公にはあまり言わない方がいいのですけど、
美術館で有名なのは、ルーブル、メトロポリタン、ウフィツィ、オルセー、N.Y近代、等々がありますが、
(この中でメトロポリタンだけは私設美術館になります)
実は世界有数の美術館に、
残念ながら展示されている作品に本物が少ないです( ̄▽ ̄;)、
これを言っちまうとパリのルーブルやオルセーに行く人が減ります(笑)
と言うのも、ナポレオンの戴冠式や、民衆を導く自由の女神などの有名な絵画は、
「人類の遺産」とされていて、たぶんお偉いさん方が決めたのでしょう、
特にモナ・リザなどの1400年〜1500年代、もしくはそれ以前の作品は劣化が著しく、
とても光源や湿気に晒されるとあと数十年も保たないとされています、
尚、ルーブルに展示されている「モナ・リザ」は本物です、
これは1503年に仕上げられていますが、製作年数が半端じゃなく、
レオナルドは4年くらいかけてこの絵を仕上げているので、ちょっと異質です、
そんな絵画はほぼありませんから、ですので経年劣化にも耐えうるのでしょう、
それ以外の古典的な絵画はみなヒビが入り、色も褪せて、やがて朽ちていく運命にあります、
紙も元は植物ですからね、それを人工的に油や樹脂で長期保存向けに
加工してあると考えてもいいのではないかと思います、
ちなみに油も水彩画に使う顔料も元はと言えば、植物油ですし、
樹木から作られる水溶性樹脂も植物になります、
ニューヨークの近代美術館に修蔵、展示されている
「柔らかい時計=記憶の固執」は1931年製作なので、まだ元気です!
なのででしょうね、本物が展示されています、
僕も30年も前になりますが、思わず目の前にそれを観て、
なんと小さい、なんとタッチの精密さ(エグいです!)、
に感動したのを覚えています、10分くらい眺めた後、もう一回観に行きました、
それくらい強烈な印象を受けました、
話はもとに戻りますが、以前にパリのルーブルやオルセーに行った際、
どうも感動がなかったのですよ、なんて言うかただ眺めている感じ、、、、
それに比較して、同じパリの、ギュスターブ・モロー美術館に行ったときには、
入り口から階段を登って鑑賞を進めていくうちに、なんか息がつまりそうな気分になり、
「なんなんだこれは?」と、もう鬼気迫るというか、作者の気迫がジンジン伝わってきて、
作者の魂を絵画に観る、絵画から空気を伝わって肌感覚で、
製作者のまだ生きている生命みたいなものを感じました、
この感覚はルーブルやオルセーでは味わえないものでした、
実際ギュスターブ・モロー美術館を出た後、疲れ果てていて、足取りも重かったのを覚えています、
たぶん当時の製作者はこのいくつもの絵を売りたかったのでしょうね、生活をしなければなりませんから、
またどうしてオレの絵を民衆はわからないのだ、、、、のような精神の訴えみたいなものが
その数々の絵画に塗り込められていたのではないかと思えたのです、
ま、ちょっと大袈裟ですが(笑)
そんな話を僕の友人の、フランス人と結婚してパリに住み、その後アメリカのシカゴに滞在し、
現在は東京に住まわれている方にお話したところ、
「そうねぇ、あの…、あのルーブルとかに飾られている絵はレプリカなの」
ʕʘ‿ʘʔ マジですか?
なるほど、それで合点がいきました、
ルーブルにあった絵画が、ベルサイユ宮殿にも大きさを異にして飾られているではありませんか(笑)
今や、赤外線コントロールでまったく同じ絵が、
人間には識別できないくらい精巧にコピーできるということです、
人類の遺産としても、
本物から発せられる魂の叫びみたいなものを感じられないのは非常に残念ですが、
まったく同じものなのだから同じじゃないか(笑)
と言えないところがまさしく「芸術」だと思います、
AIやコンピューターなどのテクノロジーでは人間の精神までは映し出せないのですね、
じゃ、もう我々は本物の絵画を鑑賞することは出来ないのか?
となると、これができるんです(笑)
え?ルーブルの地下収蔵庫に行けって?(笑)
いえいえ、本物の絵は外国で観られます、
もし国際友好的なイベントでレプリカを展示したら、さすがにマズいっしょ(笑)
なのでその時ばかりはルーブルやオルセーの地下収蔵庫から「本物」が出現してきます、
かなしいかな、本場のルーブル美術館やイタリアのウフィツィ美術館に行っても観られない絵画が、
外国で本物を観ることが出来るのです、
面白いでしょ^^、
なので僕は日本の富士美術館などに海外からの文化交流で絵画展がやってくる時、
「おし、本物が観られるぞ」って出かけていくのです、
話が長くなりましたが、起承転結、
僕が京セラ美術館の「ルーブル美術館展」がつまらなかったお話でした、チャンチャン(笑)
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