食育ということ
今日は朝にパートナーから、
「あさりやアワビ、トコブシ、サザエ、ハマグリなんかは真水につけるのか」
と質問を受けて、
「あさりは砂出しのために真水につけることもある、けど、
長時間つけてるとやはり海水の生物なので弱ってきてやがて死ぬ」
とだけ説明をしましたが、
言い忘れてたのは、食中毒予防(主に腸炎ビブリオ)、
コヤツは塩水を好んで、真水で死滅します、
なので貝類だけに限らず「魚介類全般」に「水洗い」という作業をします、
水道水でよ〜く内臓周りやエラの部分を洗い流すわけです、
貝も、二枚貝片貝共に、さっと水で洗うことはありますが、
それは加工(食す)する寸前か、お店によってはハマグリやあさりを真水に入れて
陳列することもあります、その方が生体は弱りますが、食中毒の危険性は下がります、
また「病原性好塩菌」とも言われるこの菌は加熱で死滅します、
ですので、焼いたり煮たりすると安全性は高まるわけです、ご心配なく、
ただこういった食に関する教育は、
調理師にしか学ぶ機会が少ないのではないかと思うのです、
義務教育においても家庭科で時間をかけて学ぶこともなく、
無知無学のまま社会に出るわけですが、
自分の身体に直接関係する、また時に生死に関わることにもなるので、
我々プロのみならず、一般にも最低レベルの食品衛生管理教育(知識)は必要ではないでしょうか、
豚肉・牛肉・鶏肉しかりだと思います、
毒キノコも現実的に手の届く山に生えてますからね(笑)
今日はそんな風に思ったいつもの朝でした^^、
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