ほんとは教えたくない「筋子」からイクラの作り方
最初に「イクラ」は「икра」=「ikra」の発音、ロシア語で「魚卵」の意味です、
たらこも鯛の子も鮭の子もマスの子も蛸の子もししゃもの子もサメの子もボラの子も鮎の子もニシンの子もトビウオの子もぜ〜んぶイクラです(笑)
ちなみにチョウザメの卵はキャビア、ボラの卵はカラスミ、ニシンの卵は数の子、鮎の卵は真子ウルカ、タコの卵は飯(いい)=タコまんまなどになります、
ちなみにのちなみにですが、魚の卵(魚卵)はEGGではなくROEって英語で言います、ローです、
前置きが長くなりましたが、スーパーで筋子が売っていたら買いましょう(笑)
こんな感じが上質です、


それをよく「70℃のお湯でほぐす」とネットなどでは言われますが、
別にいいですけど、僕は水やお湯を使いません、
だって火入りますやん(笑)
なんかね〜、お湯で洗うのはイヤです(笑)
なので、まず筋子を買ってきたら、
両面にまず*酒塩を軽くスプレーします、清酒100mlに塩6gくらいの酒塩です、
*酒塩は酒と塩を合わせたモノですが、とても重宝します、酒は煮切りません、
塩分の入ってない日本酒(清酒)に塩を溶かすだけです、
我が家では6%の酒塩と3%の酒塩をスプレーボトルに入れて常温保存しています、
傷みませんので常温保存で大丈夫です、
この作業をすることによって卵の皮が若干固くなり潰れにくくなります、
もちろん軽く振り塩だけでもOKです、
酒塩を吹きかけたらおもむろに「*米油」をかけます、少量でOKです、
*油はなんでも構いません、
それでヌルヌルにして、衛生手袋してもしなくても良し、
まず、両端の卵をボウルの中に落としていきます、軽く、20〜30粒くらいずつ?
そうすれば「道ができます」ので、あと楽チンです^^、
筋子を両手で抱えたら、指を使ってモミモミします、
みんな大好きな、くすぐるようにです(笑)
強くしたらたくさんの卵が割れますので注意してください、
ただ、油ですべりますので被害は最小限に抑えられます、
最後は親指と人差し指の根本で「道」から押し出すようにして、
一粒残らずボウルに落としていきます、
一粒でも残したら鮭ママから苦情がくるので注意してください(笑)
そうしましたら、まだ若干黒い筋や汚れなどがあるので、
この時初めてお湯(ぬるま湯37〜38℃=40℃以下)
を水道口からレバーで調整して(水側とお湯側の間)
大きめのボウルにザルを重ねて、イクラになった筋子に流してやります、
流水の勢いで残ってた残渣(ザンサ)が浮いてきますので取り除いてやります、
ある程度流したら、お湯を止めお箸や手で優しくかき混ぜて綺麗に筋や汚れを取ってあげてください、
この時に、最初の酒塩の塩分や油、米油がぬるま湯で流れてくれます、
そしてザルに上げたら細かな汚れがまだあればお箸などで取ってください、
そのまま冷蔵庫で水切り1時間〜6時間(半日)置いてもらえれば水が切れます、
日持ちをさせたければ、この時に「酒=清酒」で洗ってやるのも手です、
アルコール分は冷蔵庫の中で飛んでいきます、ご心配なく、
「味付け」
ここでもですが、僕のこだわりが出ます(笑)
出汁や水を使いません!
徹底的に日持ち(安全)を考えて味付けしておきます、
水切りをした、もしくは酒切りをしたイクラをタッパーに入れたら、
そのイクラの重さの*1/10〜1/20の薄口醤油(深い黒色にくしたければ濃口醤油)
*醤油はお好みで辛さを調整してみてください、1/10は結構濃いめです、
と「味の素」をその醤油の3〜10%くらい、ぼくはひとつまみふたつまみ、
もしくは一振り二振りと表現します(いわゆる目分量)
を入れたら、よく、優しく、混ぜてあげて冷蔵庫で24時間寝かせて完成です、
実に醤油と味の素しか使いませんが、
みりんや、カツオ出汁、昆布、などを入れるのもいいかと思いますが、
みりんを入れるとどうしても寿司に合わないことがあります、ごく少量ならいいのですが、
甘いイクラはどうもいけません、
また昆布を入れたり、カツオ出汁で割ったりするとやはり傷みやすいです、
たくさん作れたら、小分けにして冷凍しておけば大丈夫です、
その時は「落としラップ」を忘れずに、真空状態にしてあげてください、
長期間の冷凍になると「冷凍焼け」をおこすからです、
保存が良ければきっと半年後でも美味しく食べられるはずです、
このやり方はYouTubeやどこの資料を探しても出てきませんでした、
油を使わないのはありましたが、ちょっと意味不明なところがあったので、
ボツにしました、
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