鮒寿司(ふなずし)
滋賀県の名物とも言える「ふなずし」ですが、
食べたことある人は少ないのではないでしょうか?
これがそもそものお寿司の元祖と言われていますが、
かなり洗練された加工食品です、
というのも発酵させた食品は、魚の場合、
うなぎとかどじょうとかナマズとか、古来いろいろな淡水魚をはじめ、
サバやサンマなどの海水魚、特に川魚ではアユ、
海からは鯛なんかも貴重な発酵食として昔からあったそうです、
むかし過ぎてわたくし知りませんけど(笑)
ルーツはどうも、東南アジアから伝わったみたいで、
最初はシダ類や野菜と一緒に漬け込んで保存食として保管・流通していたそうですが、
それが日本に伝わって、野菜が省かれ魚だけになったと研究家さん達の見解だそうです、
ただチーズにも似た香り?匂い?が大変で、好き嫌いはかなり分かれます、
チーズよりも発酵が進んで乳酸から酢酸へと発酵が進むのですから、
ロックフォールやカマンベールの比ではありません、
ただ上手に漬け込むと匂いもかなり和らぐらしいですけど、
今では超高級品となってしまいましたが、
上記写真の一品でしたら原価で4,000円は軽く超えると思います、
これが酢と塩と米と魚で食べる、いわゆる寿司の原型だとされています、
それから生成(なまなれ)=早寿司=箱寿司、握り寿司と
変化を遂げてきたのが現代のお寿司であるわけです、
せっかちなんですよ、なんせ近代の人々は(笑)
そりゃ注文して半年待てませんからね(笑)
もし機会があればこの「ふなずし」食べてみてください、
日本酒には抜群に合いますし、けっこうクセになります、
ゲテモんではなく「あぁこれが寿司の元祖か」と思って食べてみて、
さば寿司の超劣化版だなと感じてもらえたら、
あなたは正真正銘のアジア人、そして鮓(すし)の通になれると思いますよ^^、
発酵系は詳しく説明しだすとキリがなくなりますので、
簡単に鮒寿司の説明だけに留めておきます<_ _>、
ちなみに、ふなずしにはニゴロブナと言われていますが、
もはや絶滅危惧種となって、主に養殖されたゲンゴロウブナが
ふなずしに利用されているとのことです。
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