今日は豚さんのお話など^^

 

最近は世界中から豚肉が輸入されているのをご存知でしょうか、

豚肉も弁当店時代にかなり調べて調べて調べ倒しました(笑)

なにせ鶏肉に次いでよく使いますからね〜、

 

 

一位はアメリカから、

とても美味しく国産豚に負けず劣らずのブランドもあります、

僕はいつもアメリカ産かメキシコ産を探します、

 

二位はカナダになります、

三元豚で名を馳せたカナダ産ですが、

どうも最近もうひとつなんですよね、

アメリカ産と並んで居たら間違いなくアメリカ産を選ぶと思います、

 

三位はスペインになります、

少し前は次四位のメキシコだったのですが、

ハモン・セラーノやイベリコ豚の影響か、

スペインからの輸入が増えているようです、

イベリコ豚については後ほど詳しく、

 

四位は豚肉といえばメキシコ!

くらいにいち押しします、

デュロック系のバカでかい血統が魅力です、

まさしく「サシ」が入っていますからね、超オススメです!

ただ最近はスーパーなどで見かけなくなったのが残念です、

 

五位は意外とデンマークからの輸入量が続きます、

他にはイタリアやドイツ、オランダ、ブラジル、ベルギー(ピエトレン種)

ポーランド、フランス(バスク種)などなど

ドイツは精肉ではなく、ハムやソーセージが圧倒的です、

 

 

ハンガリーの国宝「マンガリッツァ」も有名ですが、見かけませんね〜、

羊のような豚くんです(笑)自然飼料で育てることが義務付けられています、

脂身が多いのと柔らかさがズバ抜けています!

 

マンガリッツァさん

 

 

 

データは直近の農林水産省のこちらを参考にしました⬇️

 

 

 

スペインのイベリコ豚についてですが、

赤身の強い「イベリア種=イベリア半島」が特徴ですが、

最高級になる「ベジョータ」は別格として、

ベジョータは放牧飼育で本当にベジョータ(どんぐり)を食べておられるようです( ̄▽ ̄;)

イベリコ豚=どんぐり飼料とは結びつきません、ベジョータのみです、

とりあえずイベリコは黒豚で足が長いです( ̄▽ ̄;)

 

 

ハモン・セラーノ(やまのハム)が有名ですが、

ベジョータで作られるハモンセラーノは別格にして(1本6万円〜20万円⇄4年熟成もあります)

「セボ・デ・カンポ」という、放牧飼育で自然の穀物やハーブで育てられたものが

このハモン・セラーノの主体になっています、

 

 

 

で、肝心のスーパーで見かけるイベリコ豚は

「セボ」という、放牧ではなくまた人工飼料で育てられた豚になります、

それでも赤身が強く、牛肉と見紛うほどの鮮やかな色をしています、

結構値が張りますので、なかなか手が出ません(-_-;)、

もちろん原産地名称保護制度(イベリア種50%以上)の対象になっていますので

見かけたら安心して買ってください、本物です、

ただ美味しいですが、やっぱり生ハムで食べたいな〜なんて思ってしまいます、

 

 

続いて日本の国産豚なんですが、

「三元豚」ってよく聞きますが、

国産においては殆どが、

ランドレース・デュロック・中ヨークシャーの掛け合わせで、

 

ランドレース
デュロック
中ヨークシャー

 

 

実は種類的にはほぼほぼ同じになります、

あとは飼料(エサ)の違いと生産者の「愛情」ですね^^、

 

ただ、銘柄豚、奈良のヤマトポークや高知県の窪川ポーク、岩手の白金豚

飲食店で主に使われる東京エックス、富士金華豚、アグー豚

などは掛け合わせが違ってきます、

めちゃくちゃややこしく(笑)また長くなるので割愛します<(_ _)>

 

ひとつだけ「バークシャー」という黒豚の血統が入っている銘柄豚は

ワンランク上になります、

 

バークシャー(黒豚)

 

ほとんどが先述した「ランドレース」「デュロック」+

中・大ヨークシャー、ハンプシャーなのですが、

富士金華豚は金華豚、白金豚は黒豚のバークシャーがそれぞれ掛け合わされています、

 

 

この方が金華豚です(笑)
金華ハム/イタリアのプロシュット・ディ・パルマ/スペインのハモン・セラーノと並んで世界の三大ハム

 

  

また先述のメキシコ産が優れているのはメキシコ政府のお墨付き「TIF認証」の規格もですが、

ヨークシャーが(大)を掛け合わせているので、デュロック共に

かなり大きくなる血統ということです、

 

個体がデカくなるとそれだけ長い時間の流通に耐えうるということだと思います、

いわゆる船上輸送時にチルド(0~1℃・厳密には-5℃~5℃)で低温熟成が施される訳です、

 

 

 

そして最後に沖縄のアグー豚を語らないわけにはいけません(笑)

 

 

在来種である、本物のアグー豚は「島豚」とされます、

現在は、ほぼ存在しておらず、観光資源として飼育されている程度で、

ほぼ食用には流通していません、

そこで島豚50%以上の血統があれば「アグー豚」と表記することができます、

ほとんどが「上」「極上」ランクになります、とにかく脂がスゴい!!!

 

無論「島豚」は黒豚なのですが、鹿児島の黒豚やバークシャーではダメなんです、

この辺りが「アグー豚」独自のプライドではないでしょうか、

 

コスパを無視してホントに旨い豚と問われれば、

間違いなく「金華豚」「アグー豚」と答えると思います、

 

ではでは長くなりましたが、僕自身の復習の意味も込めて、

「豚さん」について語ってみました、参考になれば幸いです<_ _>

 

 

 

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