今日は胡椒(コショー)なんかについて

 

S&Bのテーブルコショー

 

 

これは100%胡椒が原材料です、 

コショーなので当たり前ではありますが、

他のメーカーや種類、大袋(300g)などの格安のコショーは、

原材料が小麦粉及びコーンフラワー(スターチ)が50%以上で作られています( ̄▽ ̄;)

 

 

かと言って、別段100%が胡椒が原料でないからと言って粗悪品であるわけではありません、

価格も格安ですし、安心して使えます、

特に右側のS&Bの「リン酸カルシウム」なんて書いてあると、

「家庭菜園の虫除け」にもいいかも知れません(笑)

今度水に溶かして使ってみようかな^^、

 

 

さてここからが本題なのですが、

胡椒にはいろいろ種類があります、

「ブラックペッパー 」「ホワイトペッパー」「グリーンペッパー」「ピンクペッパー」

他にも「塩漬け胡椒」「塩漬け完熟赤胡椒」なども日本で手に入ります、

生産国であるインドやマレーシアに行くと、

もう何十何百という種類が巷に溢れかえっているそうです!

 

しかし、意外と知られていないのですが、

実はこれ、「コショウノキ」から収穫される「同じ実」なんです、

 

 

ちなみに木の高さが4mを越すらしく、現地では写真のように脚立に登って収穫しています、

また右側の写真でわかる通り、熟する前は緑色をしています、

これがいわゆる早期収穫される「グリーンペッパー」となります、

 

 

これを短時間で乾燥させて塩漬けにしたり水煮にして、

緑色のまま商品として出荷します、未熟果なので香りは弱いですね、

 

 

黒胡椒はこの未熟の実を熱湯殺菌したあと、

強い日光で天日干しをします、

一日に何回もかきまぜながら均等に乾燥させていきます、

早朝、天日に出し、夕方に屋内に戻し翌朝また天日にだして乾燥、

この作業を2~3日行い、完全に乾燥させたものが「ブラックペッパー 」になります、

緑色の実は乾燥すると黒くなる性質を利用しているそうです、

なのであんなにシワシワになってるのですね、

 

 

 

 

胡椒の実を収穫を遅らせ、熟させると他の果実と一緒で赤くなっていきます、

ただ全部が赤くならず、まばらに赤くなるので選別しなければなりません、

数があまり採れないのと、この分別する手間が、

レッド(ピンク)ペッパーが高い理由にもなっているのでしょうね、

 

 

 

これも塩漬けにしたり水煮加工をして、

「ピンクペッパー」「レッドペッパー」として商品化されていきます、

ちなみにレッドペッパーも乾燥工程を経ると、写真のようにシワシワになるようです、

 

 

そして、この完熟させ乾燥させた赤い実の殻を水に浸して取り除き、

中からちゃんとした白い「タネ」を取り出します、

その種を天日乾燥させたものが「ホワイトペッパー」になるわけです、

 

 

すべて手作業と言われていますので、大変な手間です、

なので黒胡椒より白胡椒が高価なのも頷けますね、

 

ぼくも粒のままの白胡椒がなぜ黒いものより高価なのか不思議でしたが、

いろいろ調べて勉強するものですね、

商品への見方が正確な方向へと変わっていきます、

ワインやビール、お酒と一緒ですね、飲料も元々の原料は「農作物」ですもの、

 

ちょいかじりの見出し人間にはなりたくないものです(-_-;)…

 

 

 

最後に「塩漬けペッパー」ですが、

塩田のようなところで大掛かりに作られています、

 

 

インドやマレーシア、他原産国の方々には頭が下がる思いです、

生産者は農作物に限らず、畜産であれ、水産業であれ、

また輸出元の国も含めて、きちんと認識をして、

感謝の気持ちを持って正しい評価をしていきたいと思っています。

 

 

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