プロが教える美味しいおでんのおいしい作り方(笑)

おでんは関西語で関東炊きは関東語です(笑)
今日は関西風の「おでん」なるもののコツを伝授します、
と云うのも、コツを知ってるか知らないかで美味しさがまったく違ってきます、
おでん屋さんは何年も出汁を捨てずに出汁を足しながら使っている、
そんな話も聞きますが、今回はそこはおいといて、
先ずは「水」です、水道水でOKなんですが、
鍋に入れて、一日蓋をして放置しといてください、
水道水も半日から一日ため置きすることで塩素が抜け、
とてもまろやかな味になります、ほんとうですので試してください、
空いたペットボトルに入れておいてもいいですよ、
その場合ふたはしないでください、
次に出汁をしっかり効かせてください、
だしの素なら表記してある標準の倍以上入れてください、
ここが関西魂です(笑)
そして必ず5分くらいは強火で沸騰させてください、
これで断然出汁の味が決まります!
次に調味料は「塩」で味付けしてください、
醤油は後述しますが、薄口醤油を数滴しか入れません、
数滴だけです、
甘みに関しては、本みりん(みりん風ではない)、
アルコール度数の表示のある「本みりん」をお好みで入れてみてください、
塩味が和らいでとてもまろやかな味になりますよ!
最後に味の素をひとつまみ、量にもよりますが塩の1/10〜1/20くらいです、
これでおでんの出汁は完成です、
ここで「コツ」は「塩」をしっかり効かせて、
ちょっと辛かったかな、くらいでちょうど良くなります、
お吸い物で言うと、塩辛くて飲めない(笑)くらいでも大丈夫です、
ここで味が薄いと、具材を入れて行った時に水くさくなってしまい、
あとで味を濃くすると、具材に塩分が染み込むのに結構時間がかかってしまいます、
続いて具材ですが、まずは王道の玉子ですね、
ゆで卵を1パック、10個は入れましょう(笑)
個人的におでんの玉子は世界一美味しいと思っている派なので(笑)
次に大根とこんにゃく、この大根は一度「下茹で」することを強くお勧めします、
お酢少々と、塩少々で40分くらい超弱火でクツクツ下茹でしてください、
長時間沸騰させると大根が縮んでしまいます(しわしわになる)
またこの時、大根、こんにゃくと一緒に、
人参も皮を剥かないで、ぶつ切りで一緒に煮てもいいでしょう、
煮終わったら、しっかり流水(水道水)で完全に冷ましてください、
ここがポイントです!⬆️
大根や人参、またこんにゃくはどうしても独特の臭いがあります、
それがおでんの味を偏らせてしまいます、
すべてが大根味のおでんになっちゃうんですよ(笑)
なのでこの40分のお酢と塩少々の下茹でをしていただきたいです、
次に、厚揚げや、はんぺんなどの練り物を油で揚げたもの、
これは油抜きの必要がありません、
近代的な製造方法では、常に綺麗な油で揚げています、
昔は豆腐屋さんで厚揚げを揚げるときは、
220℃くらいの高温で揚げるため、油がすぐ酸化して、
ホントに真っ黒な油で揚げます、
胸にもたれる油っこさがあったのですが、
スーパーなどで売っている厚揚げやじゃこ天はその心配がありません、
そのまま入れてください、大丈夫です、
スジ肉は軽くボイルしてから入れる方がいいでしょう、
これは大根ほど煮込まず、サッと中に火が通る程度にしておいて、
牛肉の旨味を捨て湯に逃さないでほしいです、
沸騰して5分もボイルすれば充分です、あとはサッと水で洗います、
スジ肉の旨味はすべておでんの出汁にしてしまいましょう!
味付けをしっかり塩味を効かせておけば、日持ちもします、
初日にしっかり煮ておけば、常温で明くる日もその明くる日も火を入れれば大丈夫です、
最後に、薄口醤油ですが、これは最後の最後に入れほしいのです、
最初のおでんの出汁を作るとき、火を止めてから数滴落としてください、
それと、だしの素の「粉」が気になる方は、
特に大根に付着すると目立つんですよね、
なので、出汁を作り終えたら、リードペーパータオル、
キッチンペーパーでは濾すのにとても時間がかかるので、
リードペーパータオルがオススメです、
ザルを二重にして、リードペーパータオルを挟み込めば楽チンに濾せます、
そうすればある程度透明な出汁ができます、
いかがだったでしょうか、ちょっと長くなりましたが、
寒い季節になりました!
カレーと一緒で、具材を足していけば2日3日と
続けて食べられます、横着するのにピッタリの冬のおでんです(笑)
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