ノルウェーサバについて
お弁当屋の現場での頃、
大サバ塩焼き弁当にこの「ノルウェーサバ」を使っていました、
別名「タイセイヨウサバ」とも言われますが、
タイセイヨウクロマグロや、
タイセイヨウサケ(アトランティックサーモン)などと同じ
タイセイヨウと冠が付きますが、
通称はノルウェー産サバになります、
だいたいこのサバは背開きにして、
「船内塩蔵・船上冷凍」で流通していますが、
最近ではノルウェーからの[生サバ]もあるそうです、
ただ値段が高すぎるので敬遠されていると聞きますが、
確かにいくらJALの空輸便で運ばれても(笑)
サバだけに生はどうなんでしょう?と思ってしまいます(-_-;)
ここで、冷凍物と生の比較を論じてみましょう!
上記の「「船内塩蔵・船上冷凍」」ですが、
水揚げされたすぐに凍結させるメリットは大きいと思います、
例えば、「ブラジルの鶏のモモ肉」もですが、
もう遥か40年近くの前にすでにブラジルでは、
にわとりの養鶏が始まっていました、
そのころに勤めていた店に、その業界に携わっている商社の方が
よくお客さんで来られていて、当時のブラジルに多額の投資を行い、
伊藤忠、三菱商事、三井物産、丸紅などの巨大会社ですね、
ブラジルに大規模な養鶏場を建設し、現地の人を大量に雇用し、
国際規模の事業のお話でした、
その頃すでに、機械によるオート化が進み、
ニワトリが屠殺されてから8分以内に「捌き」
「加工し」「凍結させる」技術があったそうです、
それから40年経つわけですから、
そのスピードはより速く高度になっていることは間違いないでしょう、
逆に、国産の鶏肉は「生」が基本ですから、屠殺から流通する間
温度管理が0〜1℃であったとしても、
スーパーや店頭に並ぶまで恐らく12時間以上、丸一日かかってるのではないでしょうか、
(朝びきでも6時間と言われます)
方や、8分で凍結、一方チルド流通は12時間、実はこの差は大きいと思うのです、
無論、国産であるとか輸入という議論は避けて、あくまで「鮮度」についての話です、
閑話休題、
まさしくサバやサーモンなどの魚介類についても、
鮮魚はさらに鮮度が命ですから、冷凍までの時間(凍結時間)
が短い方が鮮度をキープできると思います、
「冷凍」というリスクは避けられませんが、
以前の記事に書いた、液化窒素などの-196℃で瞬間凍結した場合、
そういった技術はもはや当たり前になっていますので、
-20℃の業務用冷凍庫や、-60℃などとはレベルが違います、
また「解凍」という仕事を丁寧に仕上げれば(これも前回の記事にあります)
生のまま流通した食品よりも、獲れたて、屠殺したすぐを、
瞬間凍結し上手に解凍した方が
「鮮度」がいい場合があるというのは納得できると思います、
その鶏なり魚なりが持っている旨味や甘味などの素材の優劣はありますが、
意外と冷凍物が一概に良くないとは言えないと僕は考えています、
生での流通にも増して、冷凍の食品や技術は侮れないものがあります、
今日はノルウェーサバにかけて、
冷凍と冷蔵の食品の話なんかをしてみました。
どれかひとつランキングクリックお願いします! ありがとうございます<(_ _)>嬉しいです!^^!